2008年9月21日(日)
SHOKO SUZUKI 20th anniversary LIVE
“SWEET SERENITY”
@ C.C.Lemonホール(渋谷公会堂)
行って良かった、ホント。
ここ数年、南青山MANDALAクラスの箱で見聴きしていると、
去年の品川ステラボウルにしろ、今年の浜離宮朝日ホールにしろ、
あまり行く気にはなれなかった。
数m先で演奏している姿が見れ、生音で聴いてしまうと、
ホールの魅力はあまりないかなぁ、と。
だいたい祥子さんのライブは終わってから気づくことが多いのに、
開催前の火曜だか水曜日、たまたま出先で調べたら残席があることを発見。
その週末は旅行博などのスケジュールを入れていたので、流す程度に確認すると、なんだか自分の好きな座席が指定買い出来そうな気がした。
座席表と見くらべると(こーゆーときにiPhoneは便利だ)、いい塩梅な席。
渋谷だと、旅行博の有明からなら臨海高速鉄道で一本だし、
せっかく公演前に気づいたんだから、これも運命だと思って買うか、と購入。
当日は別件で旅行博には行けなかったのだが、渋谷へは開場時間ぐらいに到着。
雨の中C.C.Lemonホールに着いて、なんか落ち着いてしまった。なぜなら・・・
自分と同世代ばかり(笑)
演者も含めて、当然なんですけどね。
デビュー20周年ながら、ファンも皆10年は軽くオーバーみたいな。
(勿論、人のことは言えんのですが・・・)
さて、デビューが1988年の9月21日で、ジャスト20周年の公演は、
デビュー当時のアレンジャー佐橋佳幸さんとバンド山弦を組んでいる
小倉博和さんが率いるメンバーで構成。
小倉さんとももう20年近いとか(全然気づかんかった)。
オープニングはデビュー曲の「夏はどこへ行った」。
真っ赤なドレスを着て、2曲目の「優しい雨」もピアノ1本で歌い上げる。
その後、曲が進むごとに小倉さんを始め順々にメンバーが登場し、
また退場し、を繰り返しステージは進む形。
祥子さん本人はピアノの他に、いつものようにwurlitzerを弾き、ギターを弾き、
途中「月とSnapshots」では途中からドラムセットに移動し、
(ドレスのまま)ドラムを叩きながら歌うという、ファンには涙ものの演出。
ドラムにしてもギターにしても1曲だけでしたけど。
終盤にゲストとして山本拓夫さんが登場し3曲ほど演奏。
去年松たか子さんのときも山本拓夫さんはゲストだったような・・・
20年間、曲の雰囲気の振り幅は大きかったが、
軸はブレてなかったことがスゴく良く分かるステージでした。
20年近く前の曲と、最近の曲を並べても違和感ないんですもん。
(ちなみに新譜の『SWEET SERENITY』はSACDとのハイブリッド仕様です)
18年前の日清パワーステーションでの話も出ていたが、
当時学生だった私(年齢バレバレやん(笑))も、しっかり見てました。
その話が出たとき、なんだか個人的にも小恥ずかったです。
今となってはパワステもなくなり、リキッドは恵比寿に引っ越し、
新宿は音楽的に寂しくなりましたね。
祥子さんはパワーステーションで歌っているイメージが強いだけに、
今度はあの程度の箱(赤坂とか恵比寿とか?)で見てみたいです。
ホールはホールでステージが広く使えたりとか、
ライティングによる演出とかもあったので良かったですよ。
ちなみに同じ日曜日、横浜ではB’zも20周年ライブをやっていたようです。
デビュー作が全く同じ日の1988年9月21日発売という両者が、
20年も続けて歌い続けて、20周年を祝えるというのは喜ばしいことだと思います。
ライブの頻度が減っているので、気づいたら終わってるということも多くなったな。(2021/01/05)