『フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略』が来週発売になるのに先駆けて、
アメリカで発売したときと同様に無料公開を13日の昼過ぎから始めたようです。
ただし先着1万名。15日午前2時の段階で残り500人切ってますけど。
無料公開は解説サイト(閉鎖済み)でされています。
本自体は『ロングテール』を書いたWIRED編集長のクリス・アンダーソンが、
無料という経済が現代のデジタル社会にどう影響を与えたか、与えるべきかを、
「フリーミアム」という言葉を軸に書き綴ったものです。
日本語版の監修/解説は、WIRED日本語版を創刊させた小林弘人さん。
サイゾーを創刊させ、ギズモード・ジャパンを立ち上げた
コバヘンさんと言ったほうが若い人には分かるかも。
ものすごく適任。すばらしい。
私も地下鉄の中で読み始めたばかりなのでエラそーなことは書けませんが、
確かにコンテンツをネット上でマネタイズするのは大変なことで、
Googleを始め皆が皆、強い磁力のあるところから順に無料化されたら、
「あんたらはいいかもしれんが、こっちはタマランよ」と。
それに対抗するのに無料を軸にし過ぎたら、デフレ時代の昨今、
スパイラルに陥るのが必死だと、そんなことを感じるあなたにこの1冊
(・・・違う気がする)。
デジタル化出来るものは限りなく無料に近づいていくというのはわかるが、
書店に並ぶハードカバーをフリーミアムの「プレミアム」側だとするなら、
1万名限定なんてしなくてもいいのにね
(アメリカ版は2ヶ月とかそんなだった気がしたけど)。
ちなみにiPhoneで小さい字を読み続けるのは辛いということが身に染みました。
『フリー』解説サイト(日本放送出版)http://www.freemium.jp/ (リンク切れ・NHK出版へ遷移)
ただし別途課金が必要な場合あり、が普通になって来た。
そしてその次の段階としてサブスクリプションだわな。(2021/01/03)