コリン・マクレー亡くなる。

悪い冗談かと思った。
週末、友人から来たメールで
それでなくても風邪を引いて体調悪いのに
体温がさらに上がるのがはっきり分かった。

WRCの元チャンピオンで、
スバル(富士重工)にワークスタイトルをもたらした男、
コリン・マクレーがヘリの事故で亡くなられた。39歳。

若かれし頃、伝説の1992年の1000湖ラリーでは、
インプレッサがデビューする前のレガシィを駆り、
ボディーがボコボコになりながらも完走。
彼の素質を充分に見せ付けられた。
そして、翌年のNZラリーでレガシィで唯一の優勝を獲得。
さらにその翌年から、インプレッサでの躍進はご存知のとおり。

「ペダルは床まで踏むもの」という名言とともに、
恐れ知らずなスピードと華麗なドリフトワークは、彼のお家芸であった。
その一方、あまりにも無茶な走りをするもんだから、
立ち木を薙ぎ倒し、谷底に落ちること数しれず。
まさにホームランか三振かの如く、表彰台かクラッシュか。
「マクラッシュ」と言われるほどの大クラッシュも
本人はピンピンしていて、まさに不死身な人だと言われていた。

この時期のスバルの顔とも言え、
また派手な走りで大人気の人であった。
私自身も彼の走りを見ていなければ、
90年代WRCにのめり込むこともなかったと思う。

それにしても、またスバル関係者か…。
ポッサムボーン(2003年に交通事故のため他界)、
バーンズ(2005年に脳腫瘍のため他界)に続き
近代WRCを代表するドライバーの一人が、また亡くなってしまった。

ご冥福をお祈りいたします。

コリン・マクレー公式
http://www.colinmcrae.com/

スバルモータースポーツ ニュースヘッドライン
http://www.subaru-msm.com/news/070916.html(リンク切れ)

そのあと、どーなった?
F1同様WRCもこの後、予算の壁でスポンサーはもちろん参加チームも減り、
あまり盛り上がらなくなっちゃったな。
WRCは来期からハイブリッド車になるし・・・(2021/01/24)